知るともっと楽しめる!ゾイドの歴史や設定

子供向けおもちゃとして長い歴史がある「ゾイド」で遊んだ事があるという方は多いと思います。おもちゃから人気に火が付いて複数回のアニメ化や漫画化等のメディア展開も行われています。大人になってから、小さい頃にあまり気にする事はなかったゾイドの歴史や設定を調べたくなったという方も多いですよね。

今回は、ゾイドの世界をより楽しめるようになる歴史や設定を紹介します。

「馬形ゾイド「オルディオス」とは?」

意外と知られていない?ゾイドはアメリカで人気になったおもちゃ

日本で長い歴史があるゾイドですが、実はアメリカで生まれたおもちゃなんですよ。1982年にアメリカのトミーコーポレーションが「ZOIDS」として発売を開始しました。スーパー等の店舗で購入する事が出来た事や接着剤を使わず完成させられる手軽さ、ゼンマイを使用した独特の動きから、アメリカ国内で注目を集めました。

アメリカで子供からの人気を獲得した事から、日本での発売も決定しましたが、なぜか日本ではゾイドではなく「メカボニカ」という商品名となりました。メカボニカとして日本で販売が開始された当時のゾイドでしたが、子供からの人気を得る事は出来ませんでした。

日本でも人気を得るために「メカ生体ゾイド」に商品名を改名し、子供が遊びやすいように細かな設定を盛り込んでいった事で徐々に日本の子供にもゾイドが浸透していきました。1984年に登場したゴジュラスや敵ゾイドのデザインの良さ、さらに子供向け雑誌への広告や特撮CMで爆発的に人気を集めました。


発売当初のキャッチフレーズと設定

ゾイドが登場した1980年代は、世界的に宇宙開発ブームやSFブームでした。そのブームに合わせて初期ゾイドには「宇宙への使者 機械生物!」というキャッチフレーズが付けられていました。恐竜と機械の合わせた近未来的な見た目にピッタリなキャッチフレーズですね。

ゾイドは、地球から6万光年離れた未知の惑星「ゾイド星(現在は惑星Ziに変更)」でヘリック共和国とゼネバス帝国が覇権を争うという世界観となっています。日本の子供から人気を得るために、追加されたこの設定は現在のゾイドにも引き継がれています。

ゾイドの定義とは?

ゾイド星(惑星Zi)に存在する生命体の中で「ゾイドコア」を持っている金属生命体の事をゾイドと呼びます。同じようなロボット作品とは異なり、パイロットがおらずゾイド自体が意思を持った生命体となっています。また、ゾイドは生物ですがエネルギー補給が必要でアニメや漫画の作中では、捕食したり人の手によってエネルギー補給をしているシーンを確認する事が出来ます。

また、ロボット作品としては珍しく「繁殖」する事が出来るといった設定も用意されています。しかし、繁殖自体は、コアが分裂するだけという簡素な仕組みとなっています。

ゾイドは兵器ではなかった

おもちゃとして販売されているゾイドの多くが「兵器型ゾイド」ですが、実は、家畜として使役されていたという設定があるんですよ。戦争が大きくなるにつれて、戦闘兵器として駆り出されるようになり、徐々に人工パーツで武装するようになりました。

後に、地球人の移民船「グローバリー3世」がゾイド星(惑星Zi)に不時着した事がきっかけで、技術力・科学力が飛躍的に上昇し現在の超兵器に生まれ変わりました。兵器化したゾイドは自分で捕食をしたりコア分裂による繁殖が出来なくなりますが、後に登場する「デススティンガー」のように強大な生命力がある特別なゾイドは、他のゾイドを捕食してエネルギーを補給したり、自己進化や繁殖能力が出来るようになります。

兵器というイメージが強いゾイドですが、野生で暮らしているゾイドも存在していたんですよ。

ゾイドに馴染みがない世代がいる理由とは?

1983年に日本で販売開始され現在も子供から高い人気を得ているゾイドですが、あまり馴染みがないという方もいますよね。日本でも子供から人気を得たゾイドですが、1990年代頃になるとミニ四駆やハイパーヨーヨーといった他のおもちゃに人気を押されて、日本のゾイドは一度生産が中止されているんですよ。

1991年~1993年にゾイドと同じ世界感を持つ「装甲巨神Zナイト」シリーズが販売されていますが、残念ながら人気を獲得する事は出来ませんでした。

その後、しばらく新作が発表される事がなかったゾイドですが、1990年代後半にインターネットが普及した事でweb上でゾイドファンへ向けたコンテンツが提供されました。おもちゃ関連のイベントへの参加や公式webサイトの完成等の下準備を得て1999年8月に新シリーズ「機獣新世紀ゾイド」として、新シリーズがスタートしました。

さらに翌月にはアニメシリーズも開始された事で子供人気を取り戻しました。

おもちゃとしてのゾイドの特徴

2006年以前の1/72キットのゾイドは、組立に接着剤が不要なスナップフィットが採用されています。

パーツをゴムキャップで固定する事も珍しくなく、完成後に分解して遊ぶ事が可能となっています。当時の組立式のおもちゃとしては珍しい歩行やちょっとしたアクションを行えるゼンマイ駆動とモーター駆動の2種類がありました。

さらに、現在はパーツが発光したり鳴き声が出る等のギミックが搭載されていたり、リモコンで操作出来る商品も登場しています。また、日本だけではなく、アメリカやヨーロッパ等でも高い人気を得ているゾイドは、海外限定カラーの商品も数多く存在します。

過去のゾイドシリーズも買い揃える事が出来る?

子供の頃に遊んだゾイドの歴史や細かな設定を調べてた事がきっかけで、おもちゃを買いたくなったという方もいますよね。しかし、過去のゾイドシリーズは生産・販売が終了しているので一般的なおもちゃ屋では見付ける事が出来ません。

「それでも、ゾイドが欲しい!」という方が多くいる事から、「中古ゾイドの買取」を行っている店舗が増えているんですよ。関連-買取コレクター … ゾイド買取

完全に新品ではありませんが、状態が良い商品を販売している店舗が多いので、昔のゾイドシリーズを買い揃えたいという方は、おもちゃの中古買取を行っている店舗を覗いてみてください。自宅や職場の近くにおもちゃの中古買取を行っている店舗がなくて落胆したという方もいると思いますが、問題ありません。

現在は、インターネット通販に対応しているおもちゃ屋がほとんどなんですよ。お店のホームページから、ゾイドの在庫を調べる事が出来るだけではなく、欲しいと思えばそのまま購入する事も可能です。わざわざお店に足を運ぶ事なく、欲しいゾイドを購入して自宅まで届けて貰える便利さは魅力的ですよね。

生産数が極端に少ない等の稀少性が高いゾイドでなければ、そこまで高額ではないのでお小遣い制のお父さんでも気軽に買い揃えられます。